リスニング向上練習のいろは
写真記事が続くのを嫌う管理人なので、テキスト記事。

~豪州情報~
サマータイムが終了しました。27日深夜に1時間時間が戻り、日本との時差は1時間になりました。日本が正午の時、キャンベラでは13時となります。そして現在、イースター(復活祭)の連休中です。金曜日から月曜日はお店がお休みのところが多々あります。特に予定の無い方はウチでマッタリしていることでしょう。

はい、当ブログではそんな海外系ブログが話題にしそうなイベントもヒネくれモノなので、この程度です。それだけではなんなので、お勉強絡みの感想を書いておきます。

今回は『リスニングについて』。英語・中国語などまだまだレベルの低い人で「さっぱり聞き取れないよ~」とお悩みの方、参考程度に読み流してください。切羽詰って勉強方法を見失った方にとっては、見直すキッカケになるでしょう。

テレビ・ラジオを聴いても内容がつかめない段階の方(ボクがそうです)。あせらずに原文・日本語訳の載っているリスニングのCDを聴き込んでください。TOEIC(英語)やHSK(中国語)の試験用の問題集の後半に適度な長さ(30~45秒)の長文問題がいくつか収録されているはず。試験というのは毎回傾向があって使われている単語や場面設定などは似通っています。少なくとも、聞きなおすことのできないテレビやラジオでわからなくてヘコんでいるより、同じような問題で意味がわかってくる気がしている方が自信とチカラになるでしょう。

以下は英語学習をベースに書かれていますが、他言語の学習過程は基本的に通じるところが多いはず。参考になれば幸いです。

★★★☆☆☆ リスニング向上練習のいろは ☆☆☆★★★

≪Ⅰ≫
 一番初めにディクテーション(書き取り)をします。スピーカーからではなく、ヘッドフォンで聴きましょう。
何も見ずに『「聴いた音」だけで書き起こす』練習です。英語、中国語、その他の言語、共に知らない単語は適当に音をまねて綴っておきましょう。考えても知らないものはわかりませんので。だからテレビ・ラジオは語彙の少ない人にとって聞いてわからなくてもヘコむ必要はないのです。でも、カタカナで書いておくのはやめてください。「L」と「R」、「B」と「V」の音の違いも間違えまくっているうちに聞こえるようになってくるはずです。何度も何度も巻き戻して聴いて書き取っていきましょう。
ここでは文法的に考えるのも控えましょう。「音に慣れる」のが目的です。「with」と「is」や「He's」のSを「is」と「has」の音で迷って「文法・文脈的には、こう言っているはずだ」と書いて「ほーら、やっぱりね。」と答えを当てても意味はないです。照合作業の時に確認しましょう。文節・単語で書いては止め、書いては止めての作業になると思うので、ここでは内容を理解しようとしなくてもいいです。聴いた音のまま、自信のある単語のつづりくらいに注意してつながっている音を集中して聴き分ける努力をしてください。

≪Ⅱ≫
 次に英語の原文を見て答え合わせをします。「つづり」と「動詞の時制変化(-edの有無)」、「冠詞」など『違う色のペンで修正』しましょう。「ああ!こう言っていたのかぁ!」となるわけです。そうならなかった単語についてはあなたが元から知らない単語です。できれば自分の「覚えるリスト」に加えておいてあとで音と一緒に暗記してください。

≪Ⅲ≫
 そして内容把握です。日本語『訳と英語原文の一文ずつ交互に目を通し』ながら「英語原文」の方を声に出して読んでいきます。日本語訳を声に出す事はしないでください。日本語に置き換えてからでないと理解できないアタマになってしまいます。英語原文を暗記する必要もありません。割り切って「英語⇒内容把握」の入力系過程を鍛える練習だと思ってください。原文を暗記する必要があるのは「日⇒英語」という出力系の能力を鍛える時のものです。一度にいろいろやると効率が悪いです。

≪Ⅳ≫
 次に『英語原文を目で追いながらCDで止めずに通しで英文を聴き』ます。ペンで修正をかけた微妙に音が違う単語部分の音がクリアに聞こえてくるようになるでしょう。何回か聴いているとおぼろげに内容が聞こえるようになってきますが、ひとまず聴こえてくる「音」と書いてある「単語」を一致させてください。細かい無声音まで集中して聴くことを忘れないようにしてください。

≪Ⅴ≫
 そのあと、今度は日本語の『訳をなぞりながら英文を聴き』ます。すごい勢いで流れていく英語が「英語⇒意味」として直結するわけで、無意識にアタマの中でやってしまう「英語⇒日本語訳⇒日本語意味」という悪い習慣を回避する方法です。そして直接的に意味を把握するという脳内の理想的な過程を具体的・ビジュアル的に体験しているわけですね。
また、英語と日本語の語順の違いを認識することになるでしょう。でも、ガイジンさんはそのような語順で言葉を理解してモノを考え、話をしています。同じ「人間」なのでガイジンさんにできて日本人にできない理由があるとすれば「日本語に直して理解しようとしてしまう」以外に理由はありません。これは多くても2、3回くらいにしておきましょう。

≪Ⅵ≫
 そして、もう一度『英語原文を見ながら英文を聴き』ます。≪Ⅳ≫の過程で音のまぎらわしい語については整理されているはず。ここでは内容把握に努めます。
耳と目から入る英語をアタマの中では日本語に近いながらも日本語化せずに感覚で内容を思い浮かべながら全体的に英文をながめてください。大切なのは「場面をイメージ」することです。宇宙人と出会ったらそんな風に言語や言葉を介さずに感覚的に意思の疎通をするんだろうなー・・という世界のお話です。言葉を知らない赤ちゃんでもいろいろ考えているはずですね。そんな感じです。

≪Ⅶ≫
 最後に何も見ずに・・・目をつぶって『音だけ聴いて今までの内容の把握』をしてみてください。ガイジンさんの日本人からすると大げさな声の抑揚もこの状態では大助かりです。話のイメージがわきやすいし、繰り返し聴くことによって自分の発音も、照れくさいカタカナ英語からアルファベット発音へ移行していくと思います。リスニング=発音の向上であることは言うまでもありません。

以上、参考までにそれぞれのレベルに応じて語学に興味のある方は実践してみてください。
おそらく語学学校や他の語学の教材も同じことを言っているはず。ボクは英語に関してはほぼ独学でやっぱり自力で試行錯誤の結果このような方法にたどり着いているので、必然的に通る道なのではないかと思います。

みんなー、ロクにブログまわってなくてゴメンねー。
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by kenjipm1122 | 2005-03-27 16:26 | 語学関連 「英語・中国語」


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